ビッグニュース(私にとって。。。)
2013年 11月 04日
ジャジャジャジャーン。ツアーやらなにやらですっかりご報告遅れましたが、とうとう弓を購入しました!メーカーは7年前泣く泣くさよならした弓と同じ作者、それとは違う弓ではありますが巡り巡って私の所へ流れ着いてくれました。
実はこの弓一度4月にちらっと見た事があったのだけれど、そのときの値段はとにかく予算外もいいところ、おまけに弓探し第一日目だったため相場値段等知識も不足、またそういう数字自体にも感覚が慣れていなかったため興味はあまりなくちょっと見せてもらっただけでたいして試しもせずその弓はその日の午後ドイツへ渡ってしまったのでした。それから6ヶ月あまりの間に試した弓の数23本。全て由緒正しい弓ではありましたが、どれも気に入らず。最後の方にはたいして気に入りもしないのにこんな額のお金使う事はないわ、もういらんいらん、などと思い半分どうでもよくなっていたところ、例の夢の弓を7年前に売ったオークション会社プライベートセールス部門からメールが舞い込みました。”4月にお見せした弓、値下げすることにしました。気に入ると思います”。
この半年”〜〜が入りました。見に来てください”と言われて心躍らせ勢い勇んで見に行きトライしてみてがっかりしたこと数知れず。そういうプロセスに疲れ期待もなくなっていた頃、めんどくさいけどせっかく言って来てくれたから顔出しとくか、程度にそのオークション会社に出かけて行った9月の終わり。7月に検討した結果手放した弓もニューヨークから戻って来ていて(私がいらない、と言ったあとアメリカのクライアント(チェリスト)が購入したかったそうだが、彼お金が集められなくて戻って来たそう)、それももう1回試したかったらあるよ、とのこと。それはね、もう興味がない弓だったんだけれど23本の中では一番良い弓ではあったから比較するのにいいかな、と思って訪れた日その弓も用意しておいてもらいました。着いてからパッと試して”あ、こっち(7月に手放した弓)はいらない。でもこっちは興味ある。もう少しちゃんと試させてもらえる?”と言ったら”オッケー。でもこれ値下げして以来見せたのは君が初めてで木曜にはニューヨークのクライアントに送ることになってるから3日間しか貸せない”と。”わかった”。とは言うもののツアー出発直前でもう全然時間がないわけ。トライするって言ってもずっと仕事で時間がなく、結局トライできたのはその日帰宅後の2時間だけ。で、いいなとは思ったけれどこちら側としてはいろいろチェック事項とかもあるわけです。とにかく時間のない中で最低限のチェックを済ませ”興味があるなら水曜の夜までに書面で正式なオファーをしてくれないと木曜にアメリカに送っちゃう。このアメリカの2人のクライアントは春にもこの弓見ていて気に入ったんだけれど、値段が少し高すぎるっていうことだったから今回ニューヨークに行ったら多分戻ってこないかも”なんて言われて、慌てて条件付きのオファーを水曜夜に提出。それからしばらく交渉やら何やらでツアー中カタールからもファックスのやりとりを続け、かなりのストレスではあったものの値段&条件が最終的に上手くかみ合い、ツアー中カタールから日本に発つ直前に交渉成立。とは言うものの弓探し当初の予算より倍近くで文字通り清水の舞台から飛び降りるつもりで、というより飛び降りて貯金全部はたいて購入した私にとっては一世一代の買い物。たいしてトライもしないでほとんど即決したから多少の心配はあったけれど、でもね、ロンドンに帰って来て弓を手に取って初めて落ち着いて弾いてみたらほんとにしみじみ”It's worth every single penny"って思った。涙が出るほどいいなと思った。
この弓から出てくるバイブレーションは感動的です。アートとは素晴らしい。この弓はツールではなくてアートです。
実はこの弓一度4月にちらっと見た事があったのだけれど、そのときの値段はとにかく予算外もいいところ、おまけに弓探し第一日目だったため相場値段等知識も不足、またそういう数字自体にも感覚が慣れていなかったため興味はあまりなくちょっと見せてもらっただけでたいして試しもせずその弓はその日の午後ドイツへ渡ってしまったのでした。それから6ヶ月あまりの間に試した弓の数23本。全て由緒正しい弓ではありましたが、どれも気に入らず。最後の方にはたいして気に入りもしないのにこんな額のお金使う事はないわ、もういらんいらん、などと思い半分どうでもよくなっていたところ、例の夢の弓を7年前に売ったオークション会社プライベートセールス部門からメールが舞い込みました。”4月にお見せした弓、値下げすることにしました。気に入ると思います”。
この半年”〜〜が入りました。見に来てください”と言われて心躍らせ勢い勇んで見に行きトライしてみてがっかりしたこと数知れず。そういうプロセスに疲れ期待もなくなっていた頃、めんどくさいけどせっかく言って来てくれたから顔出しとくか、程度にそのオークション会社に出かけて行った9月の終わり。7月に検討した結果手放した弓もニューヨークから戻って来ていて(私がいらない、と言ったあとアメリカのクライアント(チェリスト)が購入したかったそうだが、彼お金が集められなくて戻って来たそう)、それももう1回試したかったらあるよ、とのこと。それはね、もう興味がない弓だったんだけれど23本の中では一番良い弓ではあったから比較するのにいいかな、と思って訪れた日その弓も用意しておいてもらいました。着いてからパッと試して”あ、こっち(7月に手放した弓)はいらない。でもこっちは興味ある。もう少しちゃんと試させてもらえる?”と言ったら”オッケー。でもこれ値下げして以来見せたのは君が初めてで木曜にはニューヨークのクライアントに送ることになってるから3日間しか貸せない”と。”わかった”。とは言うもののツアー出発直前でもう全然時間がないわけ。トライするって言ってもずっと仕事で時間がなく、結局トライできたのはその日帰宅後の2時間だけ。で、いいなとは思ったけれどこちら側としてはいろいろチェック事項とかもあるわけです。とにかく時間のない中で最低限のチェックを済ませ”興味があるなら水曜の夜までに書面で正式なオファーをしてくれないと木曜にアメリカに送っちゃう。このアメリカの2人のクライアントは春にもこの弓見ていて気に入ったんだけれど、値段が少し高すぎるっていうことだったから今回ニューヨークに行ったら多分戻ってこないかも”なんて言われて、慌てて条件付きのオファーを水曜夜に提出。それからしばらく交渉やら何やらでツアー中カタールからもファックスのやりとりを続け、かなりのストレスではあったものの値段&条件が最終的に上手くかみ合い、ツアー中カタールから日本に発つ直前に交渉成立。とは言うものの弓探し当初の予算より倍近くで文字通り清水の舞台から飛び降りるつもりで、というより飛び降りて貯金全部はたいて購入した私にとっては一世一代の買い物。たいしてトライもしないでほとんど即決したから多少の心配はあったけれど、でもね、ロンドンに帰って来て弓を手に取って初めて落ち着いて弾いてみたらほんとにしみじみ”It's worth every single penny"って思った。涙が出るほどいいなと思った。
この弓から出てくるバイブレーションは感動的です。アートとは素晴らしい。この弓はツールではなくてアートです。
# by Shinko_Hanaoka | 2013-11-04 22:56