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お宅拝見

先週は昼間レコーディング、夜はロイヤルアルバートホールでミュージカル”王様と私”、それに加えて野外コンサートと、バラエティーに富んだ仕事でした。って、いつもバラエティにだけは事欠かないけれど。

その合間をぬって、同僚や友人の家を何軒か”お宅拝見”に行ってきました。というのは、3ヶ月前に引っ越した現在の家が努力の甲斐なくとんでもない状況で、すっかり賃貸に嫌気がさしてきている私。それ以前に9年ほど住んだ場所があらゆる面であまりに恵まれていたため、周囲のアドバイスをよそにそんなことは頭にも過りませんでしたが、この3ヶ月の苦労(?!)はいわば、wake up call。”そろそろ自分の家を買う時期かも。。。”とこの遊牧民みたいな私が感じるようになったのです。こちらの人の不動産購入に対する感覚は日本人とちがって、皆若いときに家を買います。むしろ私のような歳でpropertyを持っていないことはおろか、propertyを買おうとさえ思わないことの方が稀で今までも皆に”なんで家買わないの?”と言われ続けてきました。とはいえ、現実的には私の大好きなハイドパーク近辺には手が届くはずもなく、前から一度見に来い、と言われていたものの興味が湧かず先延ばしにしていた南ロンドンを訪れてみたのです。河(テームズ)を超えるということは、中心地にしか住んだことのない私にとってはほとんど外国に行くみたいな気分で、おっかなびっくりビクトリア駅からBR(British Rail)に乗ること15分。地下鉄は通っていないものの、場所を選べばかなり交通の便も良いことを実感。中心地からたったの15分なのに、森の中にある駅を出ると、感じの良い郊外の町並み。ロンドンって河の北側と南側では全然エネルギーの種類が違うんだわ、と思いました。すっかり遠足気分になった私がその日訪れた同僚宅4軒。その中の1軒があるエリアは場所も住宅もとってもオープンで明るく、すっかり気に入りました。南ロンドンを初めてみた私にとっては全く期待していなかっただけに目からウロコ。

しかしその数日後、また物件探しの一環で訪れたグロースターロード(ロイヤルアルバートホール近くのロンドンの中で私の一番好きな場所)に行くと”やっぱりここは最高だわ。。。”と思い南ロンドンへの想いが遠のきかけたものの、私としてはハイドパーク周辺で感じるようなupliftingな気分を他の場所でも自分が感じることができることを知ったのは大きな発見。この秋は9月半ばから11月半ばまで日本ですが、日本から帰ってきたら、家探し、頑張るぞ! 来年あたりにはもしかしたら私もいっぱしの家持ち娘になっているかも?!

そんな一週間の間にあのマイケルジャクソン死亡のニュース。数年前に彼のテレビドキュメンタリー番組を見た時、この人は並み外れた純粋な魂を持ってるんだろうな、と思いました。今日の新聞には彼の生前のいくつかの言葉、というのが載っていましたが、その中に”僕が両親から教わったことは、他人を尊重すること。それから何をするにしてもベストを尽くすこと。そして選んだ道で一番になること。2番ではなく1番になること。” あぁでもこれってすごくシンドイ生き方。彼はご両親の教えを守ってずっと一番だったけれど、その人生はとてつもなくハードだったんだろうな。。。

そんな新聞記事を傍目に、私はこれから今日で最後の"Shall we dance♪"!

by shinko_hanaoka | 2009-06-29 05:29  

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