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12月

気がつけば師走。あっという間にクリスマスです。一昔前は12月ともなると飽き飽きするほどのクリスマスコンサートがあったものですがご時世のせいかその数もだいぶ減り、今年のロイヤルフィルのクリスマスコンサートはヘンデルのメサイアコンサートを抜かすと7回だけ。その3回がすでに終わりました。コンサート内容はトラディショナルなクリスマスキャロルに加え、クリスマスにちなむ曲目、そしてポピュラーなものまで含め、お話やクリスマス抽選なども入れて2時間半くらいの構成です。同僚はクリスマスコンサートというとまだシーズン始まる前から辟易感を出しますが、私はこういう季節ものは結構好きです。弾く回数にもよりますが。

昨日のロイヤルアルバートホールでのクリスマスコンサートではプログラムの終わりの方に”きよしこの夜”があって妙にジーンときました。以前この定番クリスマスソングはあまり好きではありませんでしたが、さすが定番だけあってなかなか名曲である。昔私は幼稚園は近所の教会の牧師さんやその奥様、教会の先生達で成り立っていたそれはそれは楽園のように家庭的な幼稚園に通っており、私の人生の黄金期はあそこだったと言っても過言ではないのでありますが(随分早くに人生のピークが来たとも、思う)、毎年クリスマスイブには園長先生(牧師さん)を先頭に教会の方々数名が教会に来る人たちの家を周り、ろうそくに灯をともしそれぞれの家の前でクリスマスキャロルを数曲歌い次の行き先に去ってゆく、ということがありました。それは彼らが私たちに祝福があるようにとひっそりと行われていたもので誰かが聴いているからとか、それを見たり聴いたりしたら参加しないといけない、とかそんなものでは全くなかったのですが、私は楽しみにしていたものです。私が幼稚園を卒業しても続けられていて、毎年クリスマスイブの夜には夜9時過ぎくらいから外の物音に耳を澄ましていたものです。このクリスマスキャロルとサンタさんが来る、というのがクリスマスの定番であった私にとっては、なんと言っても気づかないうちに彼らが歌い過ぎ去ってしまっては一大事ですから。何度も外をチェックしたりして、まだかなまだかな、と思い、もう今年は来ないのかな、と思ったくらいに微かな歌声が外から聴こえてきて、コートを引っ掛けて急いで外に出て私も一緒に寒い夜空の下でクリスマスキャロルを歌ったものです。

そんなことを昨夜きよしこの夜を弾きながらふと思い出しました。人生大事な事はたくさんあるが、まあ、こういうことがやはり一番大事なことなのかな、と思う。良心に囲まれて生きる、ということ。そうでないと自分自身が良心になるのも難しいからね。この季節になると恒例行事としてでもクリスマスコンサートに来て、そんなことを皆が思い出すのも悪くないと思う。そういう私はクリスチャンでもなく、幼稚園時代にはむしろその教えや教会そのもの等に3歳児ながら懐疑的であったりもしたのだが。。。!

ロンドンの日本人向け週間新聞Japan update weeklyの12月11日付け発行紙”イギリスに暮らす”欄に私のインタビューが載りました。ウェブサイトはwww.japanupdate.co.ukです。お時間ありましたらご覧ください。

今年もいつ途絶えるともしれないブログにお付き合いくださいましてありがとうございました。皆さま、どうぞ良いお年をお迎えください。
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by Shinko_Hanaoka | 2014-12-13 01:16