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プロム

今年もプロムの季節がやってきました。先週のロイヤルフィルのプロムのプログラムは前半がストラビンスキーの”花火”にペンデレスキーの”3本のチェロのためのコンチェルトグロッソ”、後半がドビュッシーの“海”とラベルの”ダフニスとクロエ組曲2番”でした。前半のプログラムは知らない曲だけれど、なかなか良いプログラムじゃない?なんて一人で勝手に思っていましたが、良いプログラムでした!中でもペンデレスキーのコンチェルトグロッソはすんばらしかったです。

3人のソリストは2人がLeonard ElschenbroichとDaniel Mueller-Schottの若手(多分2人とも20代)で残りの1人が72歳のArto Noras。3人ともすごく上手だったけれど中でもノラスは圧倒的に素晴らしかった。若いというのはお肌がきれいだったり、エネルギーがあったり特権づくめのようだけれどそれだけでは太刀打ちできないものが年齢をいった演奏家の演奏にはある。そこに在る、そしてそこに全ての真実がある、という代物はむしろ歳をとったものの特権だと思う。ただし、これはひたすらたゆまぬ努力をし続ける人たちだけに与えられる特権ではあるけれど。こういう人って本当にすごい。昔10代の頃ノラスの演奏を日本で聴いたときにはなんとも思わなかったけどね。私も全くわかっちゃいなかった、ということです。

ペンデレスキーの素晴らしい演奏が終わったあと聴衆からはフツーな反応が返ってきました。ここは割れんばかりの拍手がきてブラボーの嵐がきていい所なんじゃないの???!!!一応音楽を生業としているものの私だって別によくわかっているわけでもないし、現代音楽が好きってわけでもないけど良いものは良いとわかる。例えば大自然にふれて感動するとか、そういうのは理屈ではなくて感性の問題なんじゃあ??と、一応フツーに大きな(ロイヤルアルバートホールが立ち見も含めて満席なのだからフツーに拍手がきても十分大きいことは大きい)拍手の中舞台に立ち挨拶しながらシラーっとしてしまった私でした。まあね、エルガーの威風堂々が好きな気持ちも分かるけれど、なんかこういのってつまらん、わ。

でも私的には前半も後半も素晴らしいプログラムでした。ノラス、4年間くらいみっちり教わりに行きたいです。。。
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by Shinko_Hanaoka | 2013-08-23 02:04