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The Diamond Jubilee

この週末はエリザベス女王の即位から60周年ダイヤモンドジュビリー4日間のロングウィークエンドでした。

日曜の朝、お茶を飲みながらメールチェックなどしていると外からかすかに鼓笛隊の音が聴こえてきて“おっ?”と思っていると、その音がだんだん近くなって馬のひずめの音も聴こえ始めたので慌てて窓のそばに駆け寄って見ると、騎馬隊と鼓笛隊の行列がうちの近くの馬場からバッキンガム宮殿方面へ出発し、行進を始めたところでした。そういえばよく練習している姿を見かけるこの騎馬隊は王室行事にはいつもここから出発してしばらくするとお務めを終えて戻ってきます。

それまでダイヤモンドジュビリーと言われてもピンと来ず、特に興味もありませんが、その後3日間は目白押しの行事を見るためテレビつけっ放しウィークエンドとなりました。
この日のThe River Pageantはその昔カナレットが絵に描いたような絢爛豪華な川下りでした。衣装こそ違えど昔の王族達もこのような機会には同じようなPageantを催し祝ったのだろうと、いにしえの様子が頭を過りながら、歴史長いこのイギリスはたいした国だ、と感嘆したものです。4時間以上に渡るPageantの間、86歳の女王は寒さや雨といった天候にもかかわらず、ずっと立ったまま国民の声援に応えていました。この人は本当にキャリアウーマン、職業婦人の鏡です。。。!

月曜日はバッキンガム宮殿の庭で行われた女王主催、1万人のゲストを迎えてのピクニックのあと、夜はバッキンガム宮殿の真ん前にしつらえたステージでのコンサート。ロック、ポップ、クラシックとあらゆるジャンルのスーパースター達が集い女王のために、またそれを祝う全ての人たちのために歌い踊り演奏しました。ステージ、素晴らしいライティング、最後の息をのむような花火の祭典。この国と国民は本当にやるときにはやってくれる。”イギリスをなめたらあかんぜよ”

最後の火曜日は静粛にセントポール寺院でサンクスギビングの礼拝の後ウェストミンスターでの公式ランチ、そのあと馬車でのパレードがあり、バッキンガム宮殿に戻られた後は恒例のバルコニーからのお手振りや、大砲発砲、飛行機ショーなどのお祝い行事後、夕方6時に女王から祝ってくれた全ての人たちへ送るサンキュースピーチがテレビで流され、4日間の華麗なお祭りが終わりを告げたのでした。

人は女王であろうと銀行員であろうと郵便局員であろうとはたまたダライラマであろうと、それぞれの役割を果たす、ということがすなわち社会を作るということだと思います。そして、いろいろな事情や感情が蠢くシンプルに収まるのが難しい我々の生活の中で、願わくば皆が良心を持ってそれぞれの役割を果たし、その結集である世界が大きな意味で平穏で幸せで個人に貢献する社会であって欲しい、と別に平和主義者でもなんでもない私ですら願わずにはいられないような、喜びに満ちた4日間でした。。。

"The Diamond Jubilee"お見事!でした。
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by Shinko_Hanaoka | 2012-06-06 05:51