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向き不向き

今日は朝ご飯を終えてからずっとコンピューターの前に座っている。12月のリサイタルに向けてあれやこれや準備しなければいけないことがあって、ね。しかし、我ながら仕事の出来なささには呆れる。ウン時間たって出来たのはこ、これだけ?? とは言え、自分としては他に効率よくやる術も知らず。やはり人には向き、不向きが、あります。。。あぁぁぁ、チェロの練習の方がよっぽど簡単だわ!!

さて、次回はある一部の人には(もしかすると一般的な日本の方々にはみんな??)”こわーい!”と評判な!?写真が載ったチラシ、12月のリサイタル宣伝をさせていただきます!

ロンドンは早くも最低気温9度なり。寒〜いです。
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by shinko_hanaoka | 2011-08-29 01:53  

偽モノ

中国ツアーから昨夜帰ってきました。連日30度を越す暑さと湿気の上海は我々ロンドン人にとっては別世界。自分は日本に生まれたれっきとした日本人と常々思ってきたけれど、もしかしてもう半分違っちゃってるかもな、となんとなく思った今回のアジアへの旅。何が違うってまず空気が。その空気というのも難しい意味の空気ではなく、単に気候が。気候の及ぼす人の暮らし方や精神のあり方を侮ってはいかん、という気がします。今回中国をとても異質な場所、また”外国”と感じた根本は文化だとか人々がどうのだとかではなくその気候、すなわちその空気でありました。アジアの空気はアジアの気候によって作られ、ヨーロッパのそれとは全く違います。20年の外国生活の中で、アジアの空気は私にとってだんだんと思い出す事はできても自分の一部と捉えるのは難しいものとなってきているようです。

1日目のフリータイムにはファブリックマーケット(布、シルクなどの生地マーケット)に行きました。これまでのツアーでも何度か行ったことがあり、いろいろな布地や毛皮、カシミア生地などを見るのが楽しくて今回も行きましたが、今回は見るだけ。そこに行くと選んだ生地でモスキーノもどきやアルマーニもどきの洋服を1日で作ってくれますが、絶対にがっかりします。とにかく流行はばっちり追っているのでどういうスタイルが流行か、とかファッションの最先端を本当によく把握しているものの、生地自体は素晴らしいのにそれが彼らの手にかかるとあーら不思議、似ているのに全然違う代物になって出てくるんですな。ほんとに惜しい。ニットなんかも素材は素晴らしいので私の頭の中ではそれを使ったイタリアファッションが浮かんでくるのですが、絶対そうはならないというのが前回で証明ずみなので何にも手は出さず。

2日目にリハーサルに行くと、ロイヤルフィルのレイディーズが猫もしゃくしもマルベリーやプラダのバッグを持っているのに思わず笑ってしまいましたが、それらはフェイクマーケット(偽モノマーケット)の戦利品のようです。そういえばメキシコツアーに行ったときも安いというので買ったのでしょう、フリー日の翌日これまたレイディーズがこぞってシルバーのネックレスをしていました。偽モノ(コピー)なんていくら安くても興味がないので今までフェイクマーケット(時計でも靴でもスカーフでも何でも偽モノが手に入ります)には行った事がありませんでしたが、なんとなくどんなものか興味を惹かれて行ったのが運のつき。私もその安さにすっかりつられて気がついたら4個もバッグを買っていました。これらのマーケットでは値引きを試みるのが常識で特に我々外国人にはふっかけてくるので、粘って粘って値引きをするのです。そんな駆け引きの楽しさもあり、私はどう見てもコピーとわかるようないわゆる”ブランド”ものやデザインは避けて選び、合計30000円と言ってきたものを頑張って7000円に落として購入。このフェイクマーケットもファブリックマーケットと同じで原材料(実際の皮など)は良いもののデザインとスタイルや細かい備品や詳細部分が、ねえ。。。とは言うもののその中でも品質の高いものを選んだつもり+バーゲンの成果に満足。

しかし、ロンドンへ戻る帰りの飛行機の中でページをめくったVogue雑誌に出てくるバッグや洋服の数々は、神々しいばかりの洗練されたスタイルとクオリティー。紙上でもわかる本物のすごさに愕然。現実に目覚め我に返りロンドン宅に戻ってスーツケースから引っ張り出したバッグを見てがっくり。中国ではいいように見えたんだけどなぁ。やはりニセモノはニセモノ。こういうの、安物買いの銭失いって言うんですな。今日ロンドン地下鉄内でも皆のバッグにばかり目がいってしまい、本物のマルベリーバッグを発見してはじっと観察し”あぁ、やっぱり全然違う”。まあ、そうでなければ世の中間違っていますが。。。次回はフェイクマーケットでも絶対買い物はしないぞ!

音楽も同じです。本物はクロスオーバーやろうが何やろうが、どこで何しても決してチープになるようなことはありません(基本的に本物は自分の本業以外の分野にあまり手を出しませんが)。でも、ニセモノは何をどこでどうやってもニセモノ。そんなものです。

わかっているのになんで血迷ったんだ!?
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by shinko_hanaoka | 2011-08-11 23:51